<円錐(えんすい)の表面積は習った事の応用問題です>
直円錐(ちょくえんすい)
直円錐とは、底面の円の中心と頂点とを結ぶ線が、底面に垂直である円錐のことです。
図のような母線10cm、半径6cmの直円錐があるとします。
この直円錐の表面積はいくらでしょう?
直円錐を分解
直円錐の底面を外してみました。
上部の円錐部分と、底面の円に分けることができます。
上部の円錐部分を展開したら、どんな形になるでしょう。
直円錐の展開図
こちらが展開図です。上部は扇形になります。
母線は扇形の半径となります。
中心角の求め方です。
扇形の弧の部分と、底面の円の円周は同じ寸法です。
(扇形の青い部分と、底面の青い円周は同じ寸法です。)
母線×2×3.14×(中心角÷360)=半径×2×3.14
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母線×(中心角÷360)=半径
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母線×中心角÷360=半径
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中心角÷360=半径÷母線
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中心角=半径÷母線×360
扇形の中心角は、6÷10×360=216°です。
扇形の弧の長さは、母線×2×3.14×(中心角÷360)です。
円弧の長さ=母線×2×3.14×(中心角÷360)
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円弧の長さ=母線×2×3.14×(半径÷母線×360÷360)
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円弧の長さ=母線×2×3.14×(半径÷母線)
扇形の円弧の長さは、10×2×3.14×(6÷10)=37.68cmです。
底面の円周は、6×2×3.14=37.68cmで、円弧の長さと同じになります。
直円錐の表面積
円の面積は、半径×半径×3.14で求められます。
扇形の面積は、母線×母線×3.14×(中心角÷360)です。
扇形の面積は、10×10×3.14×(216÷360)=188.4c㎡です。
底面の面積は、6×6×3.14=113.04c㎡です。
よってこの直円錐の表面積は、188.4+113.04=301.44c㎡です。
直円錐の母線を変えてみた
母線を変えると、このように展開図が変わってきます。
底面の半径6cmの円周は、6×2×3.14=37.68cmです。
扇形の円弧の長さです。
円弧の長さ=母線×2×3.14×(半径÷母線)
母線12cmの場合、12×2×3.14×(6÷12)=37.68cmです。
母線18cmの場合、18×2×3.14×(6÷18)=37.68cmです。
母線24cmの場合、24×2×3.14×(6÷24)=37.68cmです。
円錐の母線を変更しても、展開した場合の円弧の寸法は変わりません。
展開図が頭の中でうまくイメージできなかったので、違うサイズの直円錐を描いてみました。
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【まとめ】頭の体操★頭の固い人には溶けないかも!
解けそうで解けない問題を集めてみました。頭の良さより柔らかさが必要です。