<長針の先端の速度が時速4kmのとき、時計お大きさは?>
時速4kmの時計
アナログ時計の秒針は動いていますが、長針(分針)と短針(時針)は止まっているように見えますね。
でも、もちろん止まってはいないです。長針も短針も地味に動いています。
では長針は、どのくらい大きい時計なら動いて見えるのでしょう。
短針は1時間かかって30度、6時間でも180度、とても遅いです。
長針は1時間で360度動きますので、こちらはかなり早いです。短針より12倍速く動きますね。
長針が動いているのが見える時計、ワクワクします。
公園に大きな時計があるとします。
その時計の長針の端っこに座って、歩いている人と手をつないで歩くとしましょう。
人間の歩く速さは一般に時速4kmと言われています。
長針の先端の速度が時速4kmのとき、時計お大きさはどのくらいでしょう。
時計の直径は10m?、100m?
さっそく計算してみましょう。
時計の大きさは?
長針の中心からの長さと、時計の半径は同じとします。
人は時速4kmで歩くと1時間に4km進みます。
長針が一周する時間は1時間ですので、時計の外周は4kmということになります。
外周が4kmなんて、とてつもなく大きな時計です。
こちらは円周を求める公式です。
円周=直径×円周率(3.14)
よって円周(外周)が4kmの時計の直径は4km÷3.14で約1.274kmになります。
長針の長さを時計の半径と同じとしたら、1.274km÷2で0.637km、637mになります。
ちなみに時計の周囲が4kmならば、1分の目盛りの距離はどのくらいでしょう?
目盛りの距離は4km÷60で0.067km、67mです。
時計の1分の距離が67mなんて、どんだけ大きい時計なんでしょう。
長針の長さが637mあれば、長針の端っこに座っている人と、歩いている人は手をつないで歩けます。
時速4kmの長針に座っている人と、手をつないで歩く人を見たいです。
誰か作ってくれませんか?
さいごに
半径が637mもあると動力源が大変ですね。文字盤を全部太陽電池にしたら可能でしょうか。
あと時計が出来たとしても、秒針には注意しなければなりません。
秒針は1時間に60回転します。秒針は1分に1回やってきます。
秒針が長針と同じ長さとしたら、速度は60倍になるので時速は4km×60で240kmになります。
時速240kmはもう新幹線の速度ですね。
長針に座っている人は時速240kmの秒針に注意しましょう。(笑)
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長針が時速4kmの時計って、考えたことがありますか?大きさはどのくらいでしょうか。